広が広商撃破!4番清水が2打席連続弾

 「高校野球・広島大会2回戦、広10-7広島商」(16日、コカ・コーラウエスト)

 広が10-7で広島商を下した。4番の清水裕有内野手(3年)が逆転の決勝3ランを含む2打席連続本塁打。4打点と4番の仕事を果たし、チームを勝利に導いた。

 一振りで試合を決めた。4番・清水は一塁を回り、右拳を突き上げ喜びを爆発させた。公式戦初アーチは、広島商を撃破する決勝の逆転3ランだ。

 1-3の五回1死一、二塁で初球のカーブを右中間席に突き刺した。守備で、三回に先制点のきっかけになる失策を犯していた。名誉挽回の一打。「勝ちに貢献できる1本が打ててうれしい」と胸をなで下ろした。6-4の七回には2打席連続本塁となる右越えソロを放ち、追いすがる古豪を突き放した。2本塁打で4打点と大車輪の活躍。平崎直樹監督(49)は「いい場面で打ってくれた」と目尻を下げた。

 85キロを維持する体重が長打力の源だ。85キロで入学したが、動ける体にするため1年の夏までに10キロ減量した。瞬発力は増した反面、飛距離は落ちた。「思うような打球が打てなくなった」。秋から昼食で白米2合を食べる「食トレ」で体重増加を図った。筋力トレも日課にし「脂肪ではなく筋力がついた」。パワーアップにも成功し、中軸を任されるようになった。

 チームは昨秋の県大会で42年ぶりの4強入りするなど着実に力を付けてきた。「広商に勝ったからといって、てんぐにならず挑戦者の気持ちで次も戦いたい」慢心はない。初の頂点まで全力で駆け上がる。

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