祇園北が爆発14安打8得点で1回戦突破

 「高校野球・広島大会1回戦、祇園北8-1広島市工」(10日、マツダ)

 開会式と開幕戦が行われ、祇園北が広島市工を8-1で下した。主将の黒江幸太主将(3年)が2安打1得点2盗塁と活躍。打線も14安打で8得点して快勝した。

 勝利の瞬間、祇園北ナインは喜びを爆発させた。注目の開幕戦で勝利。6月の練習試合でも対戦した広島市工・秋山から9安打で5点を奪い、五回まででいったん降板に追い込んだ。

 「うれしい」と黒江主将は笑顔。練習試合では本塁打2本の2点しか取れず、引き分けた相手だった。「考えてつないでいこうという意識」が結果につながった。

 1点リードの五回無死二塁で、「狙っていた」と一塁前にバント。相手の暴投を誘い、二走・岡本翼が一気に生還。追加点を奪うと、長短打でさらに2点加え、試合の主導権を握った。

 チームの最高成績は02年夏の4強。黒江は「きょうの試合に満足することなく、次へと切り替えていく」と、2回戦の安芸南戦に目を向けた。

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