智弁学園・岡本バックスクリーン弾宣言
第86回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場校選考委員会が24日、大阪市内で行われ、一般枠29と21世紀枠3の計32校が発表された。2年ぶり9度目の選抜出場が決まった智弁学園(奈良)の主砲、岡本和真内野手(2年)が甲子園で豪快アーチを放つことを宣言した。高校通算56本塁打をマークしているプロ注目のスラッガー。あこがれの夢舞台で自慢の豪打を猛アピールする。
大観衆の前で豪快アーチを放つ自らの姿は頭の中にしっかりと描かれている。「バックスクリーンに打ち込むイメージはできている。(本塁打を打って)ダイヤモンドを回っている人を見ると気持ち良さそうなので、自分も回ってみたい」。岡本は堂々のホームラン宣言を口にした。
高校通算56本塁打をマークし、プロも注目するスラッガー。初めての甲子園に「小さい頃からあこがれの場所だったのでうれしい。自分の持ち味は右方向への強いライナー。全国の人に自分の打球を見てもらいたい」と意気込みを示した。
目標とする打者は元西武の清原和博氏。通算本塁打数については10本刻みで目標を設定しており、「最終的には80本は打ちたい」と力を込める。甲子園でも数字を伸ばすことができれば、80本到達へ大きな弾みがつく。
横浜の浅間、高浜ら他校の強打者に対しても強烈なライバル心をのぞかせる。「甲子園にはいい打者がたくさんいると思う。そういう選手から刺激を受けて自分もレベルアップしていきたい」と口元を引き締めた。
小坂将商監督(36)は「相手はまともに勝負してこないかもしれないが、それを乗り越えないといけない立場。(少ないチャンスを)しっかりと仕留めてホームランを1本でも多く打ってほしい」と期待をかけていた。




