広陵、決勝で涙…守備崩壊で自滅

 「秋季高校野球中国大会・決勝、関西8-5広陵」(4日、周南市野球場)

 秋季高校野球中国大会の決勝が行われ、広陵(広島3位)は関西(山口1位)に逆転負けし、準優勝に終わった。1‐2で迎えた六回、坂田一平内野手(2年)の右越え3ランで4‐2と逆転するも、七回に5点を奪われた。

 試合後、広陵の中井哲之監督(50)は「簡単な失策や四球、送球しなくてもいい場面で送球してしまった。もっと細かい野球を覚えていかないと」と反省点を口にした。

 七回2死一、二塁で下石涼太投手(2年)が中前適時打を浴びると、中堅手で主将の熊谷治人外野手(2年)が本塁へ暴投。一塁走者の三進を許した。さらに満塁後、一塁手・坂田が正面の打球をはじき、ボールがファウルゾーンを転がる間に二塁走者まで生還した。

 2つの失策が絡んで、この回5失点。熊谷主将は「自分たちの課題が見つかった。これを冬に克服したい」と前を向いた。

 決勝に進出したことで、選抜出場は確実。「春までたくさんやることがある」と中井監督。鉄壁の守備陣を構築し、来春に悔しさを晴らす構えだ。

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