「ＰＯＧ２歳馬特選情報」（１日）

　〈栗東〉無傷２連勝で新潟２歳Ｓを制したセリフォス（牡、中内田）は、２日にリフレッシュ放牧へ。今後は朝日杯ＦＳ（１２月１９日・阪神、芝１６００メートル）への直行を本線に調整していく方針であることが１日、所有するＧ１サラブレッドクラブのホームページで発表された。１０着クラウンドマジック（牡、加用）は野路菊Ｓ（２５日・中京、芝２０００メートル）へ。

　８月２９日の小倉未勝利戦を快勝したケイティソルジャー（牡、村山）はヤマボウシ賞（２０日・中京、ダート１４００メートル）を視野に調整される。

　庄野厩舎の動向。キンシャサノキセキ産駒のウェルメイド（牝）は、ルメールとのコンビで１８日の中京５Ｒ（芝１２００メートル）でデビュー予定。「センスのいい走りをする」と庄野師。ロードカナロア産駒のレッドラマンシュ（牡）は、武豊で２０日の中京５Ｒ（芝１６００メートル）にスタンバイ。「血統馬だし、いい動きをしている」と感触は上々だ。ハーツクライ産駒のサドル（牡）は岩田康で１０月２日の中京５Ｒ（芝２０００メートル）を予定。「しっかり乗り込みたい」と話した。

　〈美浦〉ひまわり賞で初勝利を挙げたヒノクニ（牝、深山）は放牧へ。「しっかり疲れを取ってから、次走を決めたい。まだまだ成長の余地はあるし、（同じ熊本産の）ヨカヨカのように強くなってほしい」と深山師。

　〈札幌〉サイバーエージェント社長の藤田晋氏が千葉サラブレッドセール史上最高額の４億７０１０万円（税抜き）で落札したディープインパクト産駒のドーブネ（牡、栗東・武幸）が、今週のデビューに向けてダートで最終追い切り。単走だったが、力強いフットワークで６Ｆ８３秒３－３９秒２－１２秒４をマークした。武幸師は「ストライドも大きくて迫力がありますね。特にトラブルなく来たのが何より。なかなか２歳馬は順調にいかないし、タフな馬ですよ」と感心していた。