前哨戦で魔さか4着…サトノダイヤモンド、日本馬初の凱旋門賞Vへ黄信号

世界最高峰のレース・凱旋賞の日本馬初Vへ大きな期待がかかるサトノダイヤモンド。しかし「絶対に落とせない」はずの前哨戦・フォワ賞ではまさかの6頭立て4着でした。漂う暗雲…果たして巻き返しはあるのか?

公開日:2017.9.12

本番へ向け「余力を残しての完勝」が絶対条件だった

 「フォワ賞」の前に、デイリースポーツで「魁!海外馬券塾」を連載する海外競馬コーディネーターの田中敬太氏は、本番へ向けて“余力を残した上で完勝”しなければならない、と語っていました。

田中敬太氏

 「魁!海外馬券塾」(30日)
 先日、フランス競馬に精通する知人と「フォワ賞(仏G2)は全力を出して走ったらダメ」という話で意見が合った。少頭数で道中は超スローになり、上がり3Fの脚だけで着順が決まる。どれだけ凱旋門賞に向けて力を残せるかがレースの最重要ポイントと言ってもいい。

サトノダイヤモンド「フォワ賞は全力を出して走ったらダメ」凱旋門賞勝利を期待

 サトノダイヤモンドに凱旋門賞の勝利を期待するならば、フォワ賞は全力を使うことなく、しかも着順は1着が望ましいという厳しい条件がつく。

サトノダイヤモンド「フォワ賞は全力を出して走ったらダメ」凱旋門賞勝利を期待
シャンティイ競馬場

「魁!海外馬券塾」(6日)
 先週のコラムで「フォワ賞は全力を出さずに走り、それでいて1着が望ましい」と書いたが、出走予定の顔ぶれを見てその思いが更に強まった。

ダイヤモンドはフォワ賞を“完勝”しなければ

 サトノダイヤモンド以外の馬で、ブックメーカーの凱旋門賞単勝オッズが最も低いのがフランスの4歳牡馬クロスオブスターズ(34倍=英大手ブックメーカー・bet365)。これに接戦に持ち込まれているようでは凱旋門賞への見通しは一気に苦しくなる。

ダイヤモンドはフォワ賞を“完勝”しなければ

フォワ賞でクロスオブスターズは2着、サトノダイヤモンドに先着を果たしています。

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