前哨戦で魔さか4着…サトノダイヤモンド、日本馬初の凱旋門賞Vへ黄信号

世界最高峰のレース・凱旋賞の日本馬初Vへ大きな期待がかかるサトノダイヤモンド。しかし「絶対に落とせない」はずの前哨戦・フォワ賞ではまさかの6頭立て4着でした。漂う暗雲…果たして巻き返しはあるのか?

公開日:2017.9.12

凱旋門

世界最高峰のレース・凱旋門賞は言うまでもなくライバルも強力です。中でも1番人気に推されるであろうエネイブルはG1を4連勝中で、怪物牝馬と呼ばれています。

「魁!海外馬券塾」(2日)
 先週末の英G1“キングジョージ”は地元英国の3歳牝馬エネイブルが4角で先頭に並びかけ、あとは後続を離す一方で2着ユリシーズ(英G1・エクリプスS勝ち馬)に4馬身差をつける完勝を飾った。

エネイブル高速馬場こなせれば凱旋門賞へ死角なし

 エネイブルのG1・3連勝は雨天や力を要する芝で、いずれも時計のかかる馬場でのものだ。昨年の凱旋門賞のように堅い馬場でのハイペース戦になり、レコードが出るような競馬になったときにどうなるか。次走に予定されているヨークシャーオークス・英G1(8月24日、芝2400メートル)の舞台ヨーク競馬場は平たんで、その時期は例年好天に恵まれる。そこでも強い競馬ができれば、ほぼ死角のない状態で凱旋門賞に臨むことになる。

エネイブル高速馬場こなせれば凱旋門賞へ死角なし

エネイブルはヨークシャーオークスで高速馬場に見事に対応、圧勝でG1を4連勝。田中氏の見立ての通りならば凱旋門賞Vへ死角がなくなったことになります。

凱旋門賞の有力馬の1頭・ハイランドリール

 凱旋門賞・仏G1(10月1日・シャンティイ)制覇を目指すサトノダイヤモンドが10日、本番と同じ舞台で行われた海外デビュー戦で4着に沈んだ。この結果を受け、海外ブックメーカーのオッズにも動きが見られた。

英国馬エネイブルが断然人気 キングジョージで2着のユリシーズは出否未定

 各ブックメーカーで断然の人気を集めるのは、デットーリを背にG1・4連勝中の英国馬エネイブルだ。7戦6勝の3歳牝馬が主役を張る。

英国馬エネイブルが断然人気 キングジョージで2着のユリシーズは出否未定

 続くのが同じゴスデン厩舎に所属し、10日のニエル賞でG2連勝を決めたクラックスマン。“キングジョージ”でエネイブルの2着だったユリシーズは出否未定。フォワ賞で3連勝を決めたチンギスシークレットや昨年の凱旋門賞2着馬ハイランドリールが続き、サトノダイヤモンドはその次のグループに位置している。

英国馬エネイブルが断然人気 キングジョージで2着のユリシーズは出否未定

前哨戦の敗戦で、凱旋門賞制覇へ向けて苦しくなったサトノダイヤモンド。本番での巻き返しはあるか?

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