【地方競馬】永島まなみ騎手が姫路でエキストラ騎乗 12Rは父・太郎調教師の管理馬で快勝

 親子タッグで勝利を挙げた娘の永島まなみ騎手(左)と父の太郎調教師(撮影・中山伸治)
3枚

 JRAの女性騎手・永島まなみ(20)=栗東・高橋康=が15日、地方の姫路競馬でエキストラ騎乗し、父・永島太郎調教師(49)=西脇=の管理馬と初めてコンビを組んだ。親子タッグが実現した最終12Rは、1番人気のメイショウオニテで挑んで快勝した。

 最終レース後の父と娘の表情は対照的だった。太郎師は「重賞でもないのに、うれしいね。泣きそう」と感激に浸ったが、まなみ騎手は「(10Rの)交流戦で外を張って他の馬に迷惑をかけたので、単純には喜べませんね」と一日を振り返って反省した。

 12Rはワンターンの800メートル戦。メイショウオニテはスタートで遅れて4番手。3角に入ると早くもスパートし、直線半ばで先頭に立つと後続に2馬身差をつけた。「エキストラ騎乗の馬は過去の映像を確認した。オニテは右にもたれる癖があるので、そこを気をつけた。いい馬を準備していただいて、関係者に感謝します」とまなみ騎手。この日は9、10Rと合わせて3レースに騎乗した。

 口取り写真の撮影のために、父は自らが現役騎手時代に着用していた勝負服を用意した。「勝てるチャンスのある馬に、オーナーも理解を示してくれた。夢を見ているみたい。まさか、こんな日が来るとは」と太郎師。「父の厩舎というのは特段、意識しなかったが、管理する馬で勝てて良かった」と娘のまなみ騎手は最後まで冷静だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

注目レースプレイバック最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス