【地方競馬】ショウナンナデシコがエンプレス杯制覇 初重賞Vで本格化アピール
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1番人気のショウナンナデシコが好位キープから直線内を抜け出して初重賞制覇-。逃げた2番人気のサルサディオーネが2着に粘り、先に動いた3番人気のレーヌブランシュが3着を確保した。
牝馬の交流重賞戦線に新たな主役候補が出現した。2度目の重賞舞台でショウナンナデシコが鮮やかな勝利。初めての重賞挑戦だった1月のTCK女王盃では、交流重賞3勝目を挙げたテオレーマに首差惜敗。今回は単勝2・1倍の1番人気に見事に応えた。
道中は逃げたサルサディオーネ、外から先に仕掛けたレーヌブランシュを見ながら内3、4番手で我慢。最後の直線に入って満を持して仕掛けると、先行2頭を内から瞬時にかわして伸びた。
「人気だったので、ホッとしました。馬の後ろで我慢することを覚えて、最後は地力で通路をこじ開けてくれました」と殊勲の吉田隼と胸をなで下ろす。
ダート中距離路線で出世は少し遅れたが、昨年10月にJRA3勝クラスを快勝。その後もオープン、今回の重賞勝ちで完全本格化をアピール。今後の活躍が楽しみになってきた。