【地方競馬】園田FCスプリントは1着同着
「園田FCスプリント」(21日、園田)
園田電撃の820メートル戦は2頭がタイトルを手にした。果敢にハナを奪ったエイシンテキサスが、そのまま押し切るかにみえたが、直線で伸びてきたカイロスが迫り、馬体を並べてゴール。写真判定の結果、兵庫競馬の重賞では3回目の1着同着となった。
粘ったテキサスの竹吉徹は「いつも手応えほど伸びなくて、かわされたと思ったが、勝ててよかった」と胸をなで下ろしていた。昨年4着の雪辱を果たしたカイロスの佐原秀も「思ったより行けなかったが、南関時代にためる競馬もできていたから。負けてなくてよかった」とホッとした表情。表彰台では2人で握手を交わして喜びを分け合った。
「習志野きらっとスプリント」(7月25日・船橋)の優先出走権を得たが、カイロスを管理する那俄性師は「左回りで輸送距離も長いので」と見送る模様。また、エイシンテキサスの東眞市師は「オーナーと相談して」と現時点では未定となっている。