【競輪】桐山敬太郎がG3初優勝
「北条早雲杯争奪戦・G3」(17日、小田原)
11R決勝では桐山敬太郎(32)=神奈川・88期・S1=が、根田空史の後ろから2角番手まくりを放って優勝賞金325万円を獲得した。桐山はG3初優勝。2、3着には林雄一のけん制をしのいだ新田祐大、柏野智典が入線した。
逃げる根田が浅井を7番手に置き去りにし、桐山の後ろで援護に回った林はまくり上げてきた新田を何度もブロック。こうなればあとは自分のタイミングだけ。南関の好結束から桐山がついにG3優勝を成し遂げた。
デビューして11年。「長かったようで。でも最近ようやく見えてきた。中3日の競走が続いて苦しい状態だったけど、みんなのおかげで取れちゃった」と長く待ち望んだ初体験だったが、ガッツポーズも涙もなく、激闘を終えたばかりの灼熱のバンクを、淡々としたウイニングランでファンの声援を受けた。
次なる目標はG1奪取。「オールスターに向けて、ゆっくり休みながら」と、しばし休息を入れた後、「第57回オールスター」(9月11~15日、前橋)で新たな初体験を味わうつもりだ。