【競輪】帝王・山田裕仁今節ラストラン

 「日本選手権競輪・G1」(18日開幕、名古屋)

 2002、03年の賞金王で、G1V6、グランプリV3の“中部の帝王”山田裕仁(45)=岐阜・61期・S1=が17日、今回の名古屋ダービーをラストランとすることを明らかにした。

 90年代後半から輪界をリードし、一時代を担ってきた山田。しかし、落車アクシデントに巻き込まれることが多くなり、ケガのダメージで近況は成績がふるわなくなっていた。本来の勝負強い走りやスピードが影を潜めるようになり、昨年5月の地元大垣G3で決勝進出後に「地元記念を走るのは、これが最後」とも、ほのめかしていた。

 17日、検車場に姿を現した山田は、スッキリした顔で話した。「競輪でやり残したことはもうない。正式発表は今開催が終わってからだけど、レースを走ることはこれが最後」とキッパリ。「今はダービーに集中して頑張るだけ」と話した。

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