【皐月賞馬体診断】ダノンザキッド

 「皐月賞・G1」(4月18日・中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ダノンザキッド A】

 首差しはスラッとし、胴長+脚長のワンペース型。キ甲(※1)の抜け具合や臀部(でんぶ)が角張って見えるあたりは、まだ伸びしろを残している印象だ。

 とはいえ、ホープフルSや弥生賞に比べるとだいぶ完成度はアップしている。少し前重心だが前後のバランスは良化し、あばらをしっかりと見せて叩いた効果を発揮。デビュー以来、一番体脂肪の少ない体つきになっているのは評価していい。

 課題はギアチェンジの速度だが、馬格やストライドからすれば限界はある印象。長く脚が使える舞台&展開なら巻き返しは十分だ。(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F80秒3-36秒8-11秒7(馬なり)。前半からやや力みがちに走る僚馬につられることなく自分のペースを貫き、4角手前から一気に進出を開始。直線で内から並びかけると抑え切れない手応えで併入した。ギアを上げた際にグンと伸びる一瞬の脚は前走時以上の迫力で、叩いての上積みは絶大だ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

 

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