「天皇賞・秋・Ｇ１」（２８日、東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、天皇賞・秋に出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【サングレーザー　評価Ｃ】

　前走の札幌記念で２０００メートルを克服したが、首差しの太さや胴の長さからマイラーとの評価は変わらない。前走は平たんコースで、超ハイペース。先行馬が総崩れの展開に恵まれた感があり、直線にダラダラと坂が続く東京芝２０００メートルとでは条件が違い過ぎる。

　２カ月ほど間隔はあいたものの、胸前やトモが丸みを帯びていることや、４８０キロ台とは思えないほど細身に映る体つきは変わりなく維持している。ただ、好調時に比べると毛ヅヤが物足りなく感じる。

（馬サブロー栗東・竹原伸介）

　〈１週前追い切り診断〉１８日に栗東坂路で４Ｆ６０秒６－４４秒０－１２秒９（馬なり）。キビキビと軽い身のこなしで駆け抜け、状態の良さを誇示した。２１日にも同４Ｆ５１秒６－３７秒３－１２秒３をマーク。順調だ。