【競輪】競輪とは違った魅力と見どころのある自転車競技も面白い
「競輪記者コラム 仕事 賭け事 独り言」
5月25日に武雄競輪場で全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)が行われた。関西に在住しているので、近畿地区プロはほぼ例年取材に訪れているが、全プロを取材するのは久しぶり。普段の競輪とは違う面白さが随所に見られた。
結果を見れば、活躍が目立ったのは新旧問わず、ナショナルチームに在籍していた選手だった。現在はA級だが橋本英也(岐阜)が4キロチームパーシュートとエリミネイションで2冠。エリミネイションでは最後まで余力を残す走りでの圧勝。改めて無尽蔵のスタミナを見せた。
4キロ個人パーシュートでは窪木一茂(福島)が連覇を達成。競技中はバンクを上から眺められる記者席から見ていたが、他選手が苦しくなるとコーナーで外帯線を外すようになっていたが、窪木は内外線間を終始ぶれずに安定した走行。大会新記録の好タイムが出たのも納得だった。
1キロタイムトライアルは新田祐大(福島)が大会新記録での連覇。40歳になってもまだまだ衰え知らずで、G1・寬仁親王牌(10月9~12日・弥彦)の初日に行われる日本競輪選手会理事長杯の出場権を手にした。
スプリントでは、これまで3年間で河端朋之(岡山)と雨谷一樹(栃木)が優勝を争っていたが、今年はナショナルチームを卒業した小原佑太(青森)が躍動。決勝では河端に1本目を取られたが「新田さんにゲキを入れてもらった」と2、3本目を取って新王者に輝いた。新田とともに日本競輪選手会理事長杯の権利をゲットした。
23、24日には全プロ記念競輪が行われており、競輪は競輪、競技は競技での魅力を感じた3日間だった。競技では6月12日から15日まで全日本自転車競技選手権大会が伊豆ベロドロームで行われる。少しアクセスは不便ではあるが、日本トップクラスの選手に注目するもよし、これからの金の卵を発見するもよし。競技にもぜひ注目してほしい。(関西競輪担当・貞 友之)
