【ボート】中山将が初のA1昇格 「もっともっとレベルアップしたい」と今後の活躍を誓う

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 26年後期勝率が6・71で念願のA1初昇格を決めた中山将(34)=三重・113期・A2=に近況好調の理由を聞いてみた。「やっとA1はうれしい~!だいぶ遠回りしてしまったけどね」と昇格を喜んでいた。

 好調の理由は「やることを絞って目的を作り、ターン技術もいろいろな人のものを見るようになった。同じ身長、体重の人のターンは特に参考にしましたね。がむしゃらにやってきたことを一つずつまとめられたことが、レースの結果につながっているんです。今までやり急ぎ過ぎてましたね、全てに」と行動が結果に結びついている。

 最近の調整は「ターンから出足、出足から行き足の3点のつながりをスムーズにする調整が自分にハマっている。2年くらい前にペラ調整で迷っていた時期に一緒にレースした原豊土(静岡)さんに『ターン回りで勝負してみたら?そっちの方が僕は怖い存在と思った』と言ってくれたのが今の調整を試してみようと思ったきっかけですね。他支部の方に言われたのも心に響きました」と先輩の助言がターニングポイントとなった。

 3年間に結婚して家族が増えた。「結婚を機に締まってきたのも要因の一つですね。家族がいるから頑張れる。奥さんは『どうなっても大丈夫。でもケガだけはないように』と優しく受け止めてくれた。結婚後は視野を広く見られるようになったし、子供が生まれて奥さんと共有したかったのもあって育休も経験した。仕事も家庭もメリハリが出てきました。自堕落な生活をしていた時に『何やっているの?このままでいいの?』と普段はキツく言わない奥さんに言われたのも効いた」と守るべき存在が出てきて心境にも変化が出た。

 目標とする選手はもちろん師匠の新田雄史(三重)。「レーサーとして一級品ですし、近場で見てきたからこそ師匠のすごさを一番分かっている。なんせ勝負師ですから。ただ、自分はいろいろとヒントを言ってくれていたのを聞いてなさ過ぎました。何回も破門宣告を受けたけど、自分が次に行く場で取ってきたペラゲージをそっと渡してくれるんです。こんな僕を見捨てずに面倒を見てくれた師匠に活躍して恩返しできれば」と今後の活躍を誓う。

 A1に上がってしたいことは?の問いには「もちろんSGに出たい!今の自分がどこまで通用するか試したいのはあります。G2に行った時も雰囲気がいいなって思えたし、それがSGだともっといいはず。実力も仕事の熱量も自分のレベルも上がる場所だと思うし、常にレベルアップできる場所がSG。やった分だけ自分に返ってくる業界なので、早くそこで走りたい。もっともっと自分をレベルアップしたい」と強い気持ちを話してくれた。

 5月6~11日の多摩川の優勝戦で、インからきっちり逃げ切って23年9月芦屋以来となる2度目の優勝。いろいろ話を聞いていた筆者はとても感慨深い気持ち。優勝おめでとう!これからも活躍を楽しみにしています。(関東ボート担当・三好信也)

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