【ボート】近況好調の関野文に注目 父・倉谷和信のアドバイスで成績上昇
「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
今、伸び盛りな女子レーサーと言えば大阪支部の関野文(23)=118期・B1。デビューして1年近くは勝利を飾ることができなかったが、5月の若松一般戦で待望のデビュー初勝利。7月の江戸川ヴィーナスシリーズでは節間3勝を挙げる大活躍。近況3カ月で5勝と、覚醒しそうな雰囲気が漂っている。「勝てるようになってから、ボートレースの面白さが分かってきました。今は本当に楽しんです」と本業にやりがいを感じている。
そんな関野だが最初の夢は看護師だった。「看護学校に入ったけど勉強もせずバイトばかりしていて…。実技に付いて行けずに、辞めてしまいました。まじめにしてたら、おそらくボートレーサーになっていなかったと思う。でも今は、この世界に入れて良かったと思ってます」と振り返る。
ボート界に進んだ理由は「やはり親の存在ですね」。そう、父親は現在もA1で一線級で活躍している倉谷和信(大阪)で、関野はバリバリのサラブレッドと言える。デビュー時からレース後には「いつも父親から電話が掛かってきて、レースを振り返りながらどうすれば良かったを教えてくれる。今はだいぶ理解できるようになりました」と、スキルアップに貢献してもらっているようだ。
今後の目標は師匠のように一線級で活躍をすること。「私の師匠は父ではなく、五反田忍さん。師匠のようにレディースチャンピオンで結果を出したいですね。今後は1期ごとに勝率を0・5ずつ上げて、いつかは一緒に大舞台を走りたいです」と抱負を語った。(関西ボートレース担当・高谷和宏)