【ボート】前田滉がヤングダービーV水面、宮島で今年V5「ダービーの次はクラシック出場権!それが今の僕にできること」

 「第17回PayPay銀行賞」(6日、宮島)

 9月1節目の宮島ボートは5日間の男女混合戦。最終日は6メートル前後の強い追い風が吹き続け水面は大荒れ。女性レーサーの活躍で5万円台、6万円台を含め3連単万舟券が6本と配当も荒れまくった。最も潮が高く、風が吹き荒れた中で争われた優勝戦は1号艇の前田滉(26)=愛知・123期・A1=がコンマ12のSを決めて1周1Mを先制。4コースから差して詰め寄る谷村一哉(山口)を2周1Mで振り切り勝利。2着は谷村、3着に大平誉史明(大阪)が続き、優勝戦は最終日唯一の3連単3桁配当、690円の人気サイドで決着した。

 今節はドリーム6号艇スタートながら、予選トップ、準優、優勝戦で逃げて王道V。オール3連対で6勝と堂々たる成績で1月蒲郡、5月蒲郡、6月からつ、8月徳山に続く今年V5を決めた。予選3日目12R、準優12Rは逃げを決めたが足色には納得せず、最後まで自分のターンができる調整を追求。「優勝戦はちょっと回し過ぎたかな。でも、重いよりこっちの方がいい。いい調整ができた」と荒れ水面を乗りこなし、昨年9月のプレミアムG1・ヤングダービーに続く優勝を宮島で飾った。

 ヤングダービーVでSGへの扉をこじ開けた前田だが、今年2月のとこなめ東海ダービーでは優勝戦1号艇でF。3月にSG・クラシック(蒲郡)に出場したがその後は一般戦に逆戻り。だが、気持ちは切れていなかった。「一般戦回りになったからって腐ってばかりはいられない。今の自分にできることはダービーとクラシックの出場権を勝ち取ること」と勝率アップとV回数にこだわりつつ、持ち前のターン力を強化。一つ目の目標であるダービーの出場権を勝ち取った。さらに、G1初制覇の思い出の地・宮島で今年V5を達成。「ヤングダービーを一回獲っただけの選手で終わるつもりはない」。ヤングダービー優勝後、前田はキッパリと言い放った。これから先に見据える舞台はSGとG1。激動の一年を経て、前田滉はキラキラの舞台で光を放つ。

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