【競輪】8月実施の和歌山G3 パリ五輪ケイリン金メダリストのラブレイセン、アンドルーズが主役だ
「ワールドサイクリスト支援競輪・G3」(8月6~9日開催、和歌山)
7年ぶりに外国人選手を招き、競輪ワールドシリーズ(F1)として6月から各地の競輪場で開催している。F1開催は男女2人ずつが参戦しているが、8月6~9日に行われる和歌山競輪では、G3として実施。男女とも3人ずつが参戦する。
男子はハリー・ラブレイセン(29)=オランダ・S2、ジョセフ・トゥルーマン(29)=イギリス・S2、マシュー・リチャードソン(27)=イギリス・S2、女子はマチルド・グロ(27)=フランス・L1、ヘティ・ファンデルワウ(28)=オランダ・L1、エレセ・アンドルーズ(26)=ニュージーランド・L1=が参戦。和歌山に全員がそろう。中でも2024年のパリ五輪でケイリン金メダリストのラブレイセン、アンドルーズに大注目。今回は金メダリスト2人に直撃した。
-まずはパリオリンピックを振り返って。
ラブレイセン「2020年の東京オリンピックでは金メダルを2つ獲得でき、その後『オリンピックで金メダルを3つ獲る』という大きな夢を持つようになりました。正直それは少し不可能なことのようにも思えましたが、実際にパリオリンピックで、その大きな夢を達成できたときは本当に嬉しかったです」
アンドルーズ「パリオリンピックは本当に特別な期間でした。レース自体はとてもハードで体への負担も大きかったんです。そんな中で金メダル2個獲得できたこと、さらにチームスプリントでも銀メダルを獲得できたことは本当に特別でした」
-オリンピックメダリストとして日本の競輪に参戦するにあたって。
ラブレイセン「日本で競輪ができることをずっと前から楽しみにしていました。日本の競輪はこのスポーツにとって非常に大きな存在ですし、この競技が生まれた場所でもあります。ついにここでレースができることを本当にうれしく思っています」
アンドルーズ「まずは日本で競輪ができることに興奮しています。ハリーも言っていたように日本はこのスポーツにとって本当に特別な場所です。だからこそ日本の競輪に招待していただけたことをとても光栄に思っていますし、新しい挑戦を始められることにワクワクしています」
-G3・ワールドサイクリスト支援が開催される和歌山へ行ったことは?
ラブレイセン「ないです」
アンドルーズ「私もないです」
-ラブレイセンさんが行きたいと言っていた沖縄に(和歌山は)少しだけ雰囲気が似ています。競輪場から少し行ったところでは、海水浴やサーフィンができる場所もありますから(笑)。ヤシの木とかもありますし、ぜひ行ってみてください。また、和歌山といえばラーメンも有名で、レース開催中、選手食堂では和歌山ラーメンがメニューとしてあります。ぜひご賞味ください。話は変わって、和歌山は日本でトップ5に入る風の強い競輪場。風に対する経験は少ないと思うが、その対策は?
ラブレイセン「向かい風なのか追い風なのかは間違いなく意識すると思います。風の状況によって戦術も変わりますし、向かい風のときはレースが難しくなってしまうので、あまり前でレースしたくないですね。なので、風についてはしっかり把握してその状況に合わせて戦術を考えていきたいです」
アンドルーズ「ハリー(ラブレイセン)と同じような考えです。当日の天候や風の状況を見て判断する必要があると思います。向かい風の中でロングスプリントをするのは避けたいですし、そのあたりは(風の)状況に応じて判断していかなければいけないと思います。ただ、私にとってはそれほど大きな心配事ではないですね。その時々の状況を受け入れてしっかり対応していくだけですから」
-ラブレイセンさんは沖縄に行ってみたいと言っていましたが、他に日本で行ってみたい場所は?
ラブレイセン「先日、少し時間があったので、実は沖縄にもう行ってきました。雨だったのが1日だけで、それ以外の日はずっと天気が良かったんです。日本という国をもっと知ることができてとてもいい経験になりました」
アンドルーズ「来月(7月)に京都に行く予定なので、とても楽しみにしています。また東京でも数日過ごすつもりでいます。それ以外は伊豆でトレーニングする予定です。せっかく日本に来たので、観光しながらも質の高いトレーニングもしっかり行う。そのバランスを取りたいと思っています」
-京都にも競輪場(向日町)があるが、今は改修工事中で…。和歌山でレースした後にも、京都へ行ってみてください(笑)。さて、日本には熱狂的な競輪ファンが多いです。名前で声援するにはどう呼ばれたい?
ラブレイセン「『ハリー』と呼んでほしい。『ハイ、ハリー!』みたいな感じでね(笑)」
アンドルーズ「(母国の)ニュージーランドでは『エリース(Ellesse)』と発音されますが、日本では『エレセ』と呼ばれることが多いですね。発音は違いますが、どちらでも呼んでもらってもうれしいです。
-最後にワールドシリーズでの目標を教えてください。
ラブレイセン「できるだけ多く勝つこと、それが一番の目標です。今シリーズは7場所出場する予定ですが、どこかでバンクレコードを更新できたら最高ですね」
アンドルーズ「シリーズを通して、常に優勝を目指して戦いたいと思っています。そのためにレースでは、戦術面でも自分にできることを行い、持っている力をすべて出し切りたいです。そして誰よりも先にゴールラインを切ることを目指しています。そういう気持ちは和歌山を含めたすべてのレースで変わりません」
男子は8月6~9日の4日間にわたって熱戦を展開し、女子(ガールズケイリン)は最終日(同9日)11Rで一発勝負として実施される。世界基準のスピード&パワーを、和歌山で存分に堪能できるG3シリーズだ。
