【ボート】鳴門SG 吉田拡郎がイン逃げで11年11カ月ぶりの2回目のSG制覇

 「グランドチャンピオン・SG」(28日、鳴門)

 絶好のコンディションで優勝戦が行われ、予選トップ通過で、ファイナル1号艇を勝ち取った吉田拡郎(44)=岡山・90期・A1=が、インからトップSで逃げ切って、14年7月のまるがめオーシャンカップ以来、史上7位となる久々11年11カ月ぶり2回目のSG戴冠となった。接戦だった2着争いは遠藤エミ(滋賀)が先着。3着には馬場貴也(滋賀)が入った。

 長い長いトンネルを抜け、吉田が2014年のまるがめオーシャンカップ以来11年11カ月ぶりのSG優勝を決めた。

 レースは完璧だった。インからコンマ08のトップSで1Mを先制。「風がやんでいるように感じてまくられないように仕掛けたが少し放った。でも僕はそこ(S)しかないですからね」とほぼ会心のスリット。その後は「馬場ちゃんに差されるから、絶対に差されないターンをしようと思った。1Mは少し漏らしたが、舟の返りは良かったのでいいターンができました。ここで後ろを離したので優勝できたと思いました」と満面の笑みで振り返った。

 今節はチルト3でスタート。2号艇ながら1走目は6コースを選択し3着。「大変な1日だった。1走目は優勝戦より緊張した。でも最低限の仕事はできた」と何とかクリア。そこからはしっかりと着をまとめ、予選1位からの王道Vを成し遂げた。「正直苦しかった。考えれば考えるほど震えが来た」と相当な重圧を乗り切って頂点に立った。

 2014年のオーシャンカップ以来のSG戴冠。「長かったし自信も失った時もあったが、この優勝でまだまだやれる気がしてきました。SGを走る限りはグランプリが目標と言い続けてきて現実味を帯びてきた」と言うように、賞金ランキングも4位までジャンプアップ。12年ぶりのグランプリ出場も見えてきた。グランプリまで残り半年、吉田は強い気持ちで駆け抜けて行く。

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