【ボート】福島勇樹が宮島一般戦をイン逃げで制して3節連続V 笑顔100%「今を楽しめている」

 「にっぽん未来プロジェクト競走in宮島」(15日、宮島)

 昼過ぎまで降り続いた雨は上がり、緩やかなホーム向かい風のもとで優勝戦が争われた。

 1号艇は予選1位、準優1着の福島勇樹(東京)。進入は4号艇の村松修二(広島)がピット離れで遅れ、同期の金子萌(静岡)が一つ内へ入り123・546の並び。

 1コースの福島は準優と同じコンマ07のドンピシャのSを決めて悠々と逃げ切り、2コース差しの大平誉史明(大阪)が2着、3コースから外マイの河村了(愛知)が3着に続き、2連単、3連単とも1番人気の3桁配当で決着した。

 4月1節目、2節目と温水パイプが取り外されてエンジンは一巡。前節は低調機が多数出ていたため混戦となったが、今節は上は2連対率51%、下は18%と機力差はありあり。若手や女子レーサーが上位機を引き当て、主力が低調機を手に戦う構図となった。

 福島のエンジンは26%。次節のプレミアムG1・マスターズチャンピオンに出すか出さないかというレベル。さまざまな乗り手によって調整されたプロペラは「ボコボコ」。初日のドリーム戦ではS巧者である福島がまさかのコンマ40のS遅れとなった。「風が強かったといってもアレはない。ペラが合っていないことも影響したかも」と初日は2、4着。ペラの形を整える作業を続け、3日目にようやく初白星。3日目終了時は6位だったが、4日目に連勝し一気にトップに浮上した。

 あれよあれよという間に主役に躍り出た福島の勝因はスタート。衝撃のコンマ40の後は、準優、優勝戦を含め0台Sが6回。「優勝戦はちょっと合ってなかったけど、今節はついていた。なんかこえ~」と3月江戸川、前走からつに続く3節連続Vに本人もビックリ。今期勝率は自己ベストペースの7点台半ばだが、全く意識していない様子で、「今を楽しめている」と100%の笑顔を見せた。

 宮島では次節・プレミアムG1・マスターズチャンピオンが21日に開幕。福島は予備1位とあと一歩その舞台に届かなかったが、一つ一つの積み重ねが新たなステージにつながる。そう予感させる優勝だった。

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