【ボート】原田幸哉が3コースまくり差しで5回目のSG制覇 年末の大村グランプリ出場当確

 メダルを授与された3人(左から3着の篠崎元志、優勝の原田幸哉、2着の白井英治)
 第49回ボートレースオールスターで優勝し、カップを手にする原田幸哉
 1周2Mを先頭で回る原田幸哉(3)
3枚

 「ボートレースオールスター・SG」(29日、宮島)

 今年2つ目のSG戦となった宮島でのオールスターは、3号艇の原田幸哉(46)=長崎・76期・A1=が、3コースからまくり差しを決めて快勝。昨年8月のボートレースメモリアル(蒲郡)以来で、通算5回目のSG制覇を決めた。人気を集めた1号艇の白井英治は2着。3着には篠崎元志が入った。女子4人目のSG優出となった平高奈菜は6着に終わった。

 原田は驚きと歓喜の感情で満ちあふれていた。3コースから1Mは鋭くまくり差し。「信じられない。英治君(白井)が優勝するものと思っていた」と自身もビックリの完璧なターンで、鮮やかにタイトルをもぎ取った。

 オールスターは初出場の1999年(蒲郡)から、2年を除いて皆勤。それでもここ10年は、準優5着が最高で「いつも投票してもらいながらふがいない結果。このままじゃ駄目だと思っていた」。準優は4カド一撃、優勝戦は3コースからまくり差し。いずれもトップSと、原田らしさを示し「アピールできたかな」と喜んだ。

 父に連れられて蒲郡でボートを観戦するうちに、レーサーへの思いがつのる。中学卒業と同時に「レーサーになりたくて、鍛えるために」海上自衛隊へ入隊。配属されたのが、広島県江田島だった。

 休日には宮島ボートへ通い、高校卒業と同時に本栖養成所へ入所。「広島の競走会の推薦で入所できた。競走会や施行者さんに少し恩返しできたかな」。レーサーへの扉を開けた地でのSG戴冠に、感慨深げな表情をみせた。

 現在の原田は長崎支部。年末のグランプリは、地元の大村で行われる。「どうしても出たかった。多分、最高の形で臨める」。思い出の地で手にした切符を、今の本拠地への恩返しにつなげる。

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