【ボート】児島G3 最強のB級・吉田拡郎が地元企業杯で貫禄のV「実力をアップさせてSGに戻る!」

 「第21回シモデンカップ・G3」(23日、児島)

 連日の高配当と相次ぐ事故で波乱が相次いだ今大会。優勝戦は1号艇で人気を背負った吉田拡郎(40)=岡山・90期・B1=がイン快勝。3月とこなめに続く今年V2、地元児島で9回目、通算47回目のVを飾った。2着は2コースから差した白石健、3着に松尾昂明が続き、最後は人気サイドで決着した。

 20年12月以来となる地元Vを飾った吉田は、水上パレードで何度も何度も手を振りファンの声援に応えた。最終日は終盤レースでホーム向かい風から追い風に風向きは変わったが、吉田はインからコンマ06のトップS。「レバーは放らずいいSを行けた。ターンのあともしっかりと押してくれた」と会心の逃げを決めた。

 出走回数不足のため現在はB1級。初日のドリームは4号艇でのスタートだったが、日に日に存在感を増してシリーズをリード。「地元G3の企業杯なので優勝できてうれしい。重いっすね」とシモデンカップのずっしりとした重みにニッコリ。「前検日に島川光男さんと合わせて変わらなかった。島川さんのエンジンは地元の寺田千恵さんが前節仕上げたもの。これなら大丈夫と感じだ」と先輩の調整力を信頼。現エンジンの児島は初参戦だったが、抜群の安定感でシリーズを制した。「今節はスリット気配が良かったので自分のレースができた。上位は混戦だったが、ミスが少なかったことが勝因」と1走目の6コースから全コースに入りオール3連対にまとめた。

 新級別は勝率7・60でA1へ復帰。「今期は勝率8点が目標。実力をアップさせてSGに戻る」とキッパリ。ターン力に磨きを掛け、SG戦線復帰を目指す。

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