【エリザベス女王杯】レイパパレ自信あり 初コンビ・ルメール背にきっちり半馬身先着

 「エリザベス女王杯・G1」(14日、阪神)

 レイパパレが10日、復権へ向けて、好仕上がりをアピールした。初コンビのルメールを背に、栗東坂路の併せ馬で半馬身先着。スムーズな折り合いが、心身の充実ぶりを物語っていた。無傷6連勝で大阪杯を制したが、その後は連敗中。今度こそ輝きを取り戻す。オールカマーV後に一頓挫あったウインマリリンだが、徐々に復調ムード。ランブリングアレーもひと叩きして状態は上向いている。

 レイパパレは初コンビのルメールを背に、栗東坂路で最終リハ。先行するライトウォーリア(4歳オープン)も攻め駆けする馬だが、ラスト1F地点でとらえると力強いフォームで抜け出して、きっちり半馬身差をつけた。4F52秒9-38秒4-12秒5。鞍上は「乗りやすかったし、よく伸びてくれました。最後まで一生懸命走ってくれましたし、リラックスしていましたね。いい動きでしたよ」と満足げに振り返る。

 レースで騎乗するのは今回が初めてだが、除外になった秋華賞前に、一度追い切りに騎乗したことがあり、「絶対に重賞レベルの馬だと思いました。あの時より体が大きくなったし、メンタルも大人になりましたね」と素質を評価するとともに、古馬になっての成長も口にした。

 理想的な時計に加えて折り合いがつき、力む面を見せなかったのが、陣営の表情を明るくさせた。高野師は「御しづらい感じは見て取れませんでしたし、いいコンタクトが取れていたと思います」と意図した通りのアクションに目を細める。今回と同じ距離の宝塚記念、オールカマーで3、4着も「連敗していますが、2200メートルをこなす心臓と肺を持っていると思う」と自信を持って“三度目の正直”に挑む。

 ルメールにとっては、テン乗りだった昨年のラッキーライラックに続き、連覇が懸かる一戦となるが「自分のことは関係ありません。馬が違いますし、レースごとに結果を出せるように頑張るだけ。レイパパレはG1を勝っていますが、また勝つことができると思います」と胸を張る。無傷6連勝で大阪杯を制した仁川で、復活を遂げる。

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