【函館2歳S展望】スピード断然!ポメランチェが世代初の重賞覇者へ一気
「函館2歳S・G3」(17日、函館)
2歳世代最初のJRA重賞。直近10年の連対馬20頭中19頭が、同じ函館からの臨戦過程。他場組は分が悪いが、今年は東京五輪対応のため、北海道開催が例年の函館からではなく、札幌からスタートした点がどう影響するか。
主役はデビュー戦を2歳コースレコードで逃げ切ったポメランチェ。スピードの違いで先手を奪取すると、直線はノーステッキのまま後続を4馬身突き放し、1分7秒9の高速タイムで初陣を飾った。2着馬も次戦で勝ち上がっており、レースレベルも決して低くない。速力でライバルを圧倒し、世代最初の重賞ウイナーを目指す。
相手筆頭は北の一番星に輝いたカイカノキセキ。鋭いダッシュでハナに立ち、後続に付け入る隙を与えなかった。勝ちタイムの56秒9は、のちの桜花賞馬アローキャリーが01年に記録した2歳コースレコードを0秒3更新する優秀なもの。芝1000メートルで勝ち上がったが、追ってからもしっかりしており、距離延長も問題はないだろう。連勝で函館2歳チャンプへ。
函館の新馬戦を勝ち上がったカワキタレブリー。好位から運び、直線は2着馬の外に合わせて追い比べ。最後はねじ伏せる形で勝利をもぎ取った。父は16年BCスプリントなどG1で3勝を挙げた新種牡馬ドレフォン。父譲りのスピードに加え、勝負根性も兼ね備えており能力は高い。産駒初の重賞タイトルをゲットできるか。
中京の新馬戦を悠々と逃げ切ったメリトクラシーにも警戒が必要だろう。早めに現地入りして、1週前の函館Wの動きも上々。他場組は苦戦傾向だが、ゲートや折り合い面に不安はなく、レースセンスは高い。新種牡馬シルバーステート産駒の好素材だけに軽視は禁物だ。
デビュー戦は2着に敗れたが、2戦目で順当に勝ち上がったリトス。積極的にハナへ立つと、直線で後続を突き放して3馬身半差で完勝した。400キロ台の小柄な牝馬だが、速力は無視できない。
