【POG】クラシック級グレートマジシャン、次走は毎日杯(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 緊急事態宣言の延長が決定し、無観客競馬の継続も続行となりました。無観客競馬が始まったのは昨年の2回中山開催からでしたから、制限されてから丸1年となりますね。競馬開催が止まらずに行えているのは何よりですが、そろそろイベントなどで皆さんとお話しできる機会が戻ってくればなー、としみじみ感じております。ワクチンがゲームチェンジャーになれば秋には制限解除となりますかね。何とかいい方向に向かってほしいです。

 30日に東京で行われたクロッカスSを制したのはストライプ(牝、尾形)。昨年の京王杯2歳Sで4着となっていた馬ですが、ここはしっかり人気に応えての勝利。次走は桜花賞(4月11日、阪神・芝1600m)へ直行となる公算だ。

 2着のレガトゥス(牡、木村)はPOGでも人気になっていた馬ですが、短距離では安定して走れていますね。今後も堅実に賞金を加算してくれそうです。

 30日の東京・芝1600mの新馬戦を勝利したのはラヴォルタ(牝、田村)。バウンスシャッセやムーンクエイクの近親になる馬ですね。好位から危なげなく抜け出す好内容だったと思います。次走は未定。

 31日の東京・芝1800mの新馬戦はフィエールマンの全妹エクランドール(牝、手塚)が勝利。2着のホウオウサミット(牡、大竹)も相当な素質を感じさせる馬でしたが、これをゴール寸前で差し切っての勝利でした。一歩一歩しっかり伸びきるあたりはさすがフィエールマンの妹だなと感じましたね。次走は未定ですが、大物感あふれる牝馬が登場しました。2着のホウオウサミットも次走確勝レベルの素質馬。2月27日の中山・3歳未勝利戦(芝2000m)で勝ち上がりを狙います。

 30日の東京・芝1800m、31日の東京・芝1600mの3歳未勝利戦は、ともに木村厩舎のボーデン(牡)とクロンターフ(牡)が勝利しました。どちらも良血ですが、特にボーデンは速い流れをそのまま伸びきっての楽勝。強さが際立つ内容だったと思います。次走は未定ですが、どこに照準を合わせてくるか注目ですね。

 31日のセントポーリア賞(東京・芝1800m)を制したグレートマジシャン(牡、宮田)は素晴らしい伸び脚で新馬、特別と連勝。これまで毎年のようにナイトマジック産駒は注目されてきましたが、ここでついにクラシック級が出現しましたね。次走は毎日杯(3月27日、阪神・芝1800m)を予定しています。

 今年の京成杯を制したグラティアス(牡、加藤征)は皐月賞(4月18日、中山・芝2000m)への直行が発表されました。(馬三郎美浦支局・木村)

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