【ボート】寺田祥が地元下関メモリアル制してSGV2 イン逃げ快勝 売上額も絶好調

 「ボートレースメモリアル・SG」(30日、下関)

 悲願の地元SG制覇を成し遂げた。1号艇で人気を集めた寺田祥(41)=山口・81期・A1=がインから堂々と逃げて圧勝。2017年8月メモリアル(若松)以来となる自身2回目、地元では初のSGVを果たし、優勝賞金3900万円を獲得した。2着は菊地孝平(静岡)、3着には新田雄史(三重)が入り、内枠3人での決着で終わった。6日間の総売上額は179億5821万8000円で目標の150億円を大きく上回った。

 地元ファンが見守る中で栄光のVゴールを駆け抜けた。寺田が危なげないイン逃げで2回目のSGVを勝ち取った。「最高です。勝たないといけないという気持ちはあった」と地元ならではの重圧を力に、ライバルたちに隙を与えなかった。18年6月に徳山で開催されたSG・グランドチャンピオンでは予選をトップ通過しながら準優で2着。最後は優勝した白井の後じんを拝む形となったが、同じく地元の下関で雪辱を果たした。

 調整を熟知する地元での早い判断もシリーズ制覇へ大きくつながった。初日にすぐさまギアケース、キャリアボデーを交換、3連勝で迎えた3日目にもピストン2個、ピストンリング4本、シリンダーケースのセット交換を施し、節イチの舟足を完成させ、終わってみれば6勝、2着1回の準完全V。「2日目前半を走った後から、やるならぶっちぎりで勝ってやろうと思っていた」と青写真通り独壇場での戴冠となった。

 優勝賞金3900万円を獲得し、賞金ランキングも4位までジャンプアップ。3年ぶりとなるSG・グランプリ(12月15~20日・平和島)出場を視界にとらえた。「今年は1月の徳山周年とここしかやっていない。大した成績を取っていないので、今から成績を残さないといけないと思っている」と、今後の戦いに力を込める。地元での栄冠を契機に結果を求めて突っ走っていく。

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