【有馬記念】ワールドプレミア納得3着 豊の作戦はまった「ためるだけためて行った」

 「有馬記念・G1」(22日、中山)

 3着には4番人気のワールドプレミアが入った。菊花賞馬が存在感を示した。ハイペースの流れのなか、ワールドプレミアは最後方で脚を温存。直線で一気に伸びると、リスグラシューには届かなかったが、2着のサートゥルナーリアに首差まで迫った。

 名手の腹をくくった策が功を奏した。武豊は「最後はいい伸びでした。決め打ちしかチャンスがないと思っていた。ためるだけためて行った。4角からの脚も良かったです」と納得の表情で振り返った。

 友道師も敗戦の中に手応えをつかんだ。「しまいはすごくいい脚で伸びてきたね。初めての関東圏への輸送でも体重は増えていたし。春は天皇賞、秋は天皇賞とジャパンCを目指そうと思っています」と古馬王道路線を示唆。鞍上も「このメンバーでよく頑張ってくれました。来年が楽しみです」と期待を寄せていた。

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