【競輪】平原康多、貫禄のビッグ制覇 賞金ランク3位浮上!GPへ大きく前進

 「共同通信社杯・G2」(17日、高知)

 平原康多(36)=埼玉・87期・SS=が直線で鋭く伸びて優勝。優勝賞金2130万円を獲得した。昨年のG1・全日本選抜(取手)以来となるビッグレース制覇。2着に清水裕友、3着に浅井康太が入った。

 貫禄を示した。20代が4人出走。若手の存在がクローズアップされた決勝で、G1優勝7回を誇る平原が実力を発揮。真っ先にゴールを通過すると、右手を突き上げた。

 「初日にふがいない競走をして気持ちが入りました。優勝できてうれしいです」。

 道中は中団を追走。最終ホームでは前方の村上が落車したが、アクシデントにも動じず冷静に運行。最後の直線では力強く踏み込んで優勝を手にした。

 超細切れの一戦。組み立てについては「全く考えない方がいいなと思った。体が反応するように行けたので、落車も避けることができた。ゴール線にかけて伸びていたので、行けるかなと思った」と振り返った。

 昨年の全日本選抜以来のビッグレース制覇。「試行錯誤してきましたが、結果を一つ残せてよかった」と喜びをかみしめた。今シリーズは初日の1次予選でまくり不発に終わる(4着)と、すぐさまセッティングを調整。2日目以降は3連勝を決めて、修正能力の高さを示した。

 この優勝で賞金ランキングは3位に上昇。KEIRINグランプリ2018(12月30日・静岡)出場へ大きく前進した。「来月の寛仁親王牌(10月5~8日・前橋)でも勝つことを目指して頑張っていきたい」と力を込めた。

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