【デイリー杯クイーンC展望】良血マウレアが始動戦をモノにする

 「デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)

 主役は新馬→500万下を連勝して、阪神JFでも3着に好走したマウレア。全姉に13年桜花賞馬アユサンを持つ血統馬が、G1の舞台でも高いポテンシャルを示した。1週前は美浦Wで5F68秒6-13秒2を楽々マークして、好仕上がりをアピール。G1・3着馬とはいえ、クラシック出走にはここでの賞金加算が必須条件。始動戦から全力で勝利をつかみにいく。

 相手筆頭はシンザン記念2着のツヅミモン。その前走は2番手から早め先頭で押し切りを図ったが、勝ち馬に別次元の鬼脚を繰り出されては、相手が悪かったとしか言いようがない。1週前は栗東坂路を力強いフットワークで駆け上がり、出来の良さを伝えた。07年に2着に敗れた母カタマチボタンの雪辱を果たして、クラシック戦線へ駒を進める。

 フェアリーSは1番人気で6着と人気を裏切る形となったテトラドラクマ。ただ、不利と言われる中山マイルの大外枠で痛恨の出遅れ。1コーナーでも他馬にぶつけられる不利などがあり、リズムを崩してのもの。3走前には勝ち馬プリモシーンと首差の接戦を演じており、決して力負けではない。未勝利戦圧勝の府中で反撃へ転じる。

 ソシアルクラブは名牝ブエナビスタを母に持つ良血馬。阪神JFは8着に終わったが、G3で改めて見直したい。フェアリーS3着のレッドベルローズは、新馬勝ちの舞台でV争いへ。

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