【有馬記念】シャケトラ激変 鞍上福永進言 坂路で各段の動き

 「有馬記念・G1」(24日、中山)

 得意の舞台で息を吹き返す。この秋2桁着順続きのシャケトラが20日、栗東坂路でハードな最終デモを敢行した。

 これまではCW中心で、それはこの中間も変えることはなかったものの、「メリハリを利かせたかった」と福永。変化を求めるべく、坂路での追い切りを進言した。その鞍上を背に前半は手綱を押さえられ、ラストで激しく追われると、はじき出された時計は4F54秒4。ラスト1Fは12秒0で締めくくった。

 「追いだしてからの反応も良かった。ギリギリの調整ができていると思う。中間、これだけ攻めてきても耐えているから」と鞍上は好感触を伝え、前走後の豊富な運動量に反撃の糸口を見つける。辻野助手は「坂路でも動くのは分かっていたし、決して負荷を軽くしたわけではありません。追い切りに関して言うことはないですね」とキッパリだ。

 中山の2500メートルは、今年3月の日経賞で重賞初Vを決めた舞台。父は01年有馬記念で、単勝1・8倍に推されたテイエムオペラオーを5着に沈め、第46代グランプリ覇者となったマンハッタンカフェだ。その血はしっかりと受け継がれている。さらなる成長が見込める4歳馬。ここ2戦の結果だけで軽視はできない。

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