藤田氏は騎手復帰ならず 1次試験不合格で完全引退「もう受けるつもりはない」

 NARの騎手免許1次試験の合否結果が25日に判明。元JRA騎手の藤田伸二氏(45)が突破できなかったことが、デイリースポーツの取材で分かった。

 ホッカイドウ競馬での騎手復帰を目指し、15日に筆記による1次試験を受験。「電話で不合格と連絡があった」と明かした藤田氏は、「競馬に乗ることには自信があっても、こうやって筆記試験を受けるのは約30年ぶり。実際、難しかったから」と話した。

 15年9月の電撃引退から2年。「生まれ故郷の北海道で、お世話になったオーナーに恩を返すために騎手として復帰して、ファンが喜んでくれて盛り上がれば」と再デビューを目指した経緯を語っていたが、吉報は届かなかった。

 「今回の1回だけで、もう受けるつもりはない」と復帰を潔く諦めることも明かし、「応援してくれた人たちには“ありがとう”と言いたい」と感謝の言葉で結んだ。

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