菜七子、フラワーCで重賞デビューへ

 16年ぶり、7人目のJRA女性ジョッキー誕生で注目を集める藤田菜七子に、今度は重賞騎乗へのオファーが舞い込んできた。

 依頼を受けたのは、先週の弥生賞にも紅一点で出走(10着)し、次走にフラワーC(21日・中山)を予定するシャララ(牝3歳、美浦・田村、6戦1勝)だ。管理する田村師は「オーナーも快諾してくれたし、彼女も“乗せてください!”と言っていたからね。来週木曜の追い切りに乗ってもらいます」と説明した。「競馬のセンスが良くて前に行ける馬。彼女はスタートがうまいので、合うと思う。頑張ってほしいね」と期待を寄せた。

 その藤田菜は「いまだに信じられません。(先週)デビューしてまだ全然レースに乗っていないのに…。本当に信じられない気持ちでいっぱいです」と驚きを隠せない。シャララについては「知らなかった馬ですが、これからレース映像を見ます」と意欲を見せた。なお、同馬が出走するには1勝馬同士の抽選を突破しなければならない。無事クリアすれば、デビュー3週目での重賞初騎乗(過去、3週目以内の重賞初騎乗はグレード制導入の86年以降で13人。最速Vは武幸四郎のデビュー2日目=97年マイラーズC・オースミタイクーン)が実現する。まずは今週、待望の初勝利(女性ジョッキーのデビュー最速Vは増沢由貴子の16日)を目指し中山で土曜3鞍、日曜4鞍に騎乗する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス