【秋華賞】ココロノアイ臨戦態勢

 「秋華賞・G1」(18日、京都)

 ココロノアイが万全の仕上がりをアピールした。14日、美浦Wで追われ、躍動感あふれる動き。春のクラシック戦線は不完全燃焼に終わっただけに、ラスト1冠にかける陣営の期待は大きい。

 態勢は整った。オークス7着以来5カ月ぶりとなるココロノアイが、美浦Wで軽快なフットワークを披露。鞍上とぴったり呼吸を合わせて4F52秒1、ラスト1Fは12秒6。ゴールまでしっかりと末脚を伸ばした。

 「単走でイメージ通りの調教ができた。向正面からの短めだったが、しまいの反応が良かったね。京都への輸送もあるから、直前はこれぐらいで十分でしょう。この馬らしいダイナミックな走りだった」と尾関師は満足そうにうなずいた。

 春のG12戦は「不完全燃焼に終わった」と力負けではないことを強調する。それだけに、ラスト1冠にかける期待は大きい。「これだけの牝馬を管理させてもらっているのだから、一つぐらいは勲章が欲しい」と言い切った。

 不運にもオークス後に右第1指骨はく離骨折が判明。骨折部分の手術を施し、福島県いわき市にあるJRA競走馬総合研究所・常磐支所の“馬の温泉”で療養。その後、秋華賞での復帰を目指して調教を重ねてきた。トレーナーはあくまで「馬任せの仕上げ」と言いながら、1週前にも美浦Wで6F68秒1-12秒2(直一杯)で、しっかりと負荷をかけている。

 「京都の内回り2000メートルは、いかにもこの馬に合いそう。少しずつだが精神面も成長しているし、巻き返したい気持ちはある。このまま無事に舞台に立って、結果を出してくれれば言うことなしだね」。最後の1冠獲りに執念を見せた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス