【POG】良血プロディガルサン辛勝
「新馬戦」(20日、東京)
良血馬が白星発進を決めた。全兄に今年の皐月賞2着、ダービー4着馬リアルスティールを持つプロディガルサン(牡2歳、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、美浦・国枝)が、中団から末脚を伸ばしてV。単勝1・4倍の1番人気にこたえた。
ひやりとする辛勝だった。直線で若さを見せて、戸崎圭が口向きの悪さを矯正しながらのスパート。最後は何とか押し切ったものの、2着とは半馬身差だった。鞍上は「追いだしてから左手前のままで走っていた。それでも勝てて良かった」と安どの表情を浮かべる。
駆けつけた金子真人オーナーも「格好良く勝ちたかったけどね」と苦笑い。粗削りながらも初陣で勝利をもぎ取った期待馬の次戦は未定となっている。