【NHK】ミュゼスルタン一変期待
「NHKマイルC・G1」(10日、東京)
17番人気のピンクカメオが制し、973万9870円が飛び出した07年を筆頭に、3歳マイル王決定戦では過去10年で8回も3連単で6桁以上の高配当が飛び出している。そこで今回のメーンテーマはズバリ「一発ならこの馬」。最も票を集めたのは、骨折明けのスプリングS(7着)をひと叩きされたミュゼスルタンだった。
過去10年で1番人気馬は〈5104〉と悪くない成績。10番人気以下馬が3勝、2着2回、3着5回と、頻繁に馬券に絡んでいることが高配当の理由となっている。重賞ウイナーだけに、2桁人気はあり得ないが、最も多くの関係者が激走の可能性を感じているのがミュゼスルタンだ。
「着順ほどの差はなかった」(関西助手)、「末脚は際立っていた」(関西助手)など、骨折明けで6カ月半ぶりの実戦だった前走・スプリングS7着の走りを評価する声や、「1度使って良くなるだろうし、中山よりも東京の方が良さそう」(関西助手)、「新潟2歳Sが強いと思わせた。左回りに変われば勝ち負け」(関西助手)などレコードVを決めた新潟2歳Sと同じ“左回りのマイル戦”で一変を期待する関係者が多い。確かに6日の最終追い切り後、共同会見に臨んだ大江原師は「絶対に勝ちますので、応援をよろしくお願いします」と自信満々だった。
「アドマイヤムーン産駒で本来は切れを身上としている馬。前走は不得手な馬場で勝った印象が強い」(関東騎手)、「ここにきて馬が良くなっている感じ」(関西調教師)、「外にもたれる面があるようなので、内枠に入れば面白い」(関東騎手)などの推奨理由が並んだフミノムーンが2位で続いたが、恐らく実際の人気を考えれば、票が集まった印象を受けるのがニシノラッシュだ。
アヴニールマルシェと同数の“3位タイ”の評価を受け、「同じレースに使っていたけど、加速してからの脚が強烈だった」(関西助手)、「1度も崩れていないし、特に左回りが良さそう。末脚は確実。展開次第で突き抜けても」(関西助手)など、複数の関係者が文字通り“一発”を予告。「前哨戦のニュージーランドTをパスしたのが良かった。テンションが高ぶることなくちょうどいい気合乗りに見える」(関東調教師)と、人気を落とす要因になりそうな3カ月半ぶりのローテをむしろ正解とする“プロの声”もあった。
