【阪神C】サンカルロ3連覇へ合格点
「阪神C・G2」(23日、阪神)
3連覇を狙うサンカルロは19日、美浦坂路で追われた。レッドオラシオン(2歳500万下)を追走する形でスタート。ラスト1Fで一杯に追うパートナーを横目に楽な手応えで並びかけて、最後は併入。4F51秒3‐37秒0‐12秒3をマークした。
坂路を3本駆け上がり、3本目の残り3F過ぎから追うのがこの馬の調教パターン。しかし、今回は前半から速い時計を記録した。大久保洋師は「2本目の時計が遅かったので、3本目はスタートから行かせた。トータル的に考えるとまずまずでしょう」とやや誤算はあったものの、総合的な評価で合格点を与える。「昨年と違いマイルCSを使わなかった分、しっかりとケイコができている」と出来の良さを強調した。
これまで平地で同一重賞3連覇を達成したのはマツリダゴッホ(07~09年、オールカマー)など5頭。「年齢的に大きなことは言えないが、やれてもいい」と師は力を込める。得意の舞台で7歳のベテランが躍動する。