【フォワ賞】オルフェ、離陸準備OK
「フォワ賞・仏G2」(16日、ロンシャン)
離陸の準備は整った。オルフェーヴル(牡4歳、栗東・池江)が、スミヨンとのコンビで初の海外戦に臨む。レース前日も順調にメニューをこなし、仕上がりは上々だ。目標の凱旋門賞・仏G1(10月7日・ロンシャン)へ、5冠馬が本番と同じ舞台で手応えをつかむ。
いよいよ世界デビューの日を迎える。レース前日の15日、オルフェーヴルはシャンティイのラモルレー調教場の坂路を2本駆け上がって、最終調整を終えた。じっくりと見守った池江師は「とにかく、ここまで順調にくることができた」と安どの表情を浮かべながら、大きくうなずいた。
「このレベルに交じってどこまでやれるのか。凱旋門賞へ向けて、いい物差しになると思います」。指揮官は慎重さを崩さないが、この前哨戦に関しては、かなりの“追い風”が吹いていると言ってもいいだろう。
とにかくいい状態で臨めることが何よりだ。トレーナーは「この馬らしい荒々しさも出てきた。レースが待ち遠しい」と力強く語る。そして、メンバー構成も小粒になった。前々走のサンクルー大賞で昨年の凱旋門賞馬デインドリームを破ったミアンドルこそいるものの、同馬は決してトップホースではない。
池江師は「馬群に入れて競馬をしたいのに大外枠になった。折り合いが鍵になる。初ものづくしのなかで、上手にリズム良く走ってほしい」とポイントを挙げる。だが、今回はペースメーカーとして帯同馬のアヴェンティーノが出走。これで不安は軽減されるはずだ。
本番・凱旋門賞の各ブックメーカーのオッズは現段階で4~5番人気。評価はダークホースの一頭に過ぎない。このレースが終われば一気に有力馬の仲間入り‐。地元のトップジョッキーを背に、世界を驚かせるような勝利が期待できそうだ。
