感謝しかありません 名物コラム最終回
2017年5月から続いていた、SUPER EIGHT・横山裕(44)による「月刊横山裕」が、今回で最終回を迎える。長きにわたって、自身の考え方を言葉にして届けてきたデイリースポーツの名物コラムについて「いろんな年齢層の方に僕の日常が届いたことは感謝しかない」と読者に謝意。特別編として届ける最終回では、先月末のグループ初の日本武道館ライブに加え、激動となった2025年の振り返り、そして本コラムについての思いもつづってもらった。
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まずはケガについて、多くの方にご心配をおかけしております。いろんな方からもご連絡をいただきました。無理のない範囲で、お仕事頑張っています。
11月26日からの武道館ライブ。音楽の聖地と言われているだけに、感慨深いものがありました。日本国旗の下で歌うってなかなかないことで、本当に特別な空間でした。「楽しそうだった」と言葉をかけてくれる方も多かったのですが、僕らにとっては通常運転ですよ。もしかすると、360度(ステージ)の空間が僕らをそうさせたのかもしれません。やっている方としては、どっちがステージの正面かもわからなくなるし、やりやすいというものではなかったのですが、新しいことに挑戦できているのは良いことだと思っています。
気がつけば、2025年も年末です。今年を振り返ると、走り抜けたっていう感じですね。安直に聞こえるかもしれないですが、漢字一文字で言うと『走』という文字しかない。多分僕のことを見てもらった方もそう思うのではないですか。「いや~走った」。物理的な部分も含めて。仕事も含めて、本当にやりきりました。このコラムでも何度か伝えましたが、僕が死ぬ時には2025年は走馬灯に出てくるんじゃないでしょうか。
来たる26年はどんな年になるのか。いや、もうわかんないっす。先日、出演していたドラマが最終回を迎えましたが、1月期にはテレビ東京での「元科捜研の主婦」とドラマへの出演が続いて行きます。年次を重ねて培ってきたものをどう表現するのか、模索しながら毎日やっています。役が変われば毎日作っていく作業。「絶対零度」は前のシリーズでもやっていたのでなんとなく自分の中でも落とし込むのが早かったですけど、今回に関しては一からの役作りというのもあり、監督ともいろいろとしゃべりながら作っています。
そして、今回がこのコラムの最終回となります。個人で発信するのはファンクラブのブログくらいで、僕が発信する場所、パーソナルなことを発信する場所っていうのは、実はあんまりないんです。その意味で、皆さんとコミュニケーションを取れる場所というのは本当にありがたかったです。どういう手段で伝えるのが良いか、僕はまったくわからないですけど、新聞でコラムをやらせていただいたことで、いろんな年齢層の方に僕の日常が届いたことは感謝しかないです。
始まりがあれば終わりはあります。長いこと、この連載を読んでくれたファンの方がいたからこそ続いたもの。繰り返しになりますが感謝しかありません。皆さん、本当にありがとうございました。(SUPER EIGHT・横山裕)
