ハウスクリーニングって贅沢? プロに聞いて体験して分かった“コスパの正体”
「ハウスクリーニングって、やっぱり贅沢?」そう感じて、気になりつつも利用したことがない人は多いのではないでしょうか。特に子育てや仕事に追われる毎日の中では、「自分でやるべき」という思いと、「正直、もう手が回らない」という現実の間で揺れることも少なくありません。今回は実際にハウスクリーニング業者の「株式会社 Move on」(https://www.instagram.com/moveon_official_kaji/)に、料金の目安や理想の利用頻度、そして「コスパは本当に良いのか?」という疑問について率直に聞きました。さらに後半では、実際にエアコンクリーニングを体験し、プロに任せたことで何が変わるのかを検証します。
-実際にどのような方がどれくらいの頻度で利用されていますか?
「ハウスクリーニングは、30~50代の共働き世帯を中心に利用されています。頻度としては年に1~2回の定期利用が多く、必要なタイミングで取り入れる人が主流です。また、共働き世帯の増加に伴い、『掃除はプロに任せる』という考え方も徐々に広がっているように思います」
-掃除の箇所として依頼が多い場所はどこになりますか?
「依頼箇所で最も多いのはエアコンです。次いで洗濯機、浴室と続きます。日常に使う頻度が高い一方で、自分では内部まで掃除しにくい場所が上位に挙がっているのが特徴です」
-料金の目安について知りたいです。やはり高いのでしょうか?
「料金は箇所によって異なりますが、2~4万円程度が目安です。決して安いとは言えませんが、多くの利用者は『価値そのもの』ではなく、“時間を買えること”に価値を感じていただいています」
-自分でする掃除との違いは何ですか?
「プロと自力の掃除では以下の点で大きな差が出ます。①仕上がり:専用機材や洗剤により汚れに落ち方が違う。②時間:2~4時間かかる作業を任せられる。③コスパ:時間とストレスから解放される」
-市販の洗剤では落ちにくい汚れとはどのようなものですか?
「長年蓄積した汚れや、エアコン内部のカビなどは、市販の洗剤では落としきれないケースが多いです。見た目ではわからない“内部の汚れ”こそ、プロに依頼する理由の一つになっています」
-知らない人を家に入れるのが不安な人に対して気を付けていることや取り組みがあれば知りたいです。
「こうした不安の声は多く、業者側のSNS発信やメディア対応を通じて、事前に会社やスタッフの雰囲気が伝わるように工夫しています」
-事前準備はなにか必要なのでしょうか?
「作業箇所周辺のスペースを確保していただくことで、スムーズに作業が進みます」
-小さな子どもが家に居ても大丈夫ですか?
「安全面に配慮しながら作業を行うため、小さな子どもさんがいらっしゃる家庭でも全く問題ございません」
-業者選びで気を付けるポイントを教えてください。
「重要なのは以下3点です。①再現性:だれが担当しても品質に差が出ない。②透明性:見積もりと請求が一致している。③責任:保険加入やトラブル対応体制がある」
-おすすめの利用の仕方についても知りたいです。
「共働き家庭の場合は、ストレスが溜まる前に定期的に利用されるのがおすすめです。また、パートナーへのプレゼントとして利用されるケースもあり、意外と喜ばれる使い方の一つです」
-「もっと早く頼めばよかった」と言われる理由はなんですか?
「『本当にキレイになるのか不安だった』『掃除を頼むことに抵抗があった』という声は多い一方、実際に利用した後は満足度が高く、リピートや紹介に繋がるケースが多いです」
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筆者も実際にハウスクリーニングを利用してみました。正直、エアコンの中を開けてもらうまでは「かなり汚れているんだろうな」と思っていました。というのも、フィルター洗浄は頻繁に行っていても内部クリーニングは1度もしていなかったから。
しかし、実際に開けてみると、想像していた“真っ黒な状態”とは少し違っていました。吹き出し口にはカビ汚れが見えるものの、業者の方いわく「10年クリーニングしていない割には、比較的キレイな方」とのこと。その理由として挙げられたのは、日常的な使用頻度とフィルター掃除をしっかり行っていたことでした。
「頻繁にエアコンを使っているご家庭は、内部に風が通ることで湿気がこもりにくく、カビが繁殖しにくい傾向があります」とのこと。意外にも使用頻度が低いエアコンの方がカビが発生しやすいケースもあるようです。
とはいえ、「きれいな方」と言われた我が家のエアコンでも、洗浄後の水を見て驚きました。バケツにたまった水は濁り、黒い粒のカビが浮いています。エアコンのニオイが気になっていたのですが、ニオイの原因はやはり内部に発生したカビ。普段何気なく使っているエアコンですが、その空気を日常的に吸っていると考えると、見えない部分のケアも無視できません。実際にクリーニング後は嫌なニオイもなくなり、快適に過ごせています。
正直に言うと、今回の結果は「もっと汚れていると思っていた」というのが本音。ただ、その一方で感じたのは、「見た目で判断できない汚れがある」ということ。そしてもう一つは、「汚れがひどくなる前にリセットすることが大切」ということ。これが結果的にエアコンを長く快適に使うことにつながるのかもしれません。(デイリースポーツ特約・鈴木風香)
