電気代高騰の今こそ見直し 我慢しないエアコン節約術 パナソニックに聞いてみた
電気代が家計を圧迫する冬の暖房シーズン。「どうすれば電気代を抑えられる?」と悩む人も多いのではないだろうか。筆者は冬の短時間の外出時「暖房を付けっぱなしにするか?切るか?」で悩むことが多い。そのような節電の悩みを解決すべく今回はパナソニックに「家庭でできる手軽な節電のコツ」「意外と知られていない節電の勘違い」について聞いた。
-電気代が高騰している原因について教えてください
「主な原因は、火力発電に使う燃料(石炭・石油・LNGなど)の価格高騰です。日本は発電の多くを火力に頼っているため、燃料費の上昇が電気料金に反映されています。
-どの季節・場面で電気代が高くなりやすいのでしょうか
「実は、冬の暖房が一番電力を使います。外気との温度差が大きいほど、エアコンは強く稼働するため、電気代が上がりやすいんです。また、家族で各部屋にエアコンを使うとそれぞれの稼働分だけ電気代がかさみます」
-電力を多く使う家電トップ3を教えてください
「夏はエアコン(約38%)、照明(約15%)、冷蔵庫(約12%)。冬はエアコン(約17ア%)、冷蔵庫(約15%)、給湯(約13%)です」
-お金を掛けずにできる節電方法を教えてください
「フィルターをこまめに掃除する、設定温度を上げすぎない、風量は“自動”にする、カーテンを閉めて断熱対策する、サーキュレーターを併用する、室外機周りの掃除をするなどが挙げられます。」
-よくある“節電の勘違い”について教えてください
「環境にもよりますが、“微風”だと設定温度に至るまでに時間がかかるため、エアコンの風量は“微風”より“自動”が省エネです。また、『エアコンは付けっぱなしがエコ』は状況によります。1時間以上使わない場合はこまめにオフの方がお得です。照明は短時間でも『小まめに消す』方が節電になりますよ」
-古いエアコンと最新機種ではどのくらいの差がありますか?
「10年以上前の機種に比べ、最新エアコンは省エネ機能が大幅にアップしています。AIやセンサー機能により無駄な運転を減らすことができるため、結果的に買い替え費用を含めても節約になるケースがあります」
-省エネ家電を選ぶ際のポイントを教えてください
「カタログでは『APF(年間エネルギー効率)』の数値が高いもの、店頭では★の多い『省エネラベル』が目安になります。リビングなど長時間使う部屋のものは、多少高くても省エネ機能の高いモデルを選ぶのがおすすめです」
-家族で出来る節電習慣についても知りたいです
「冬前にフィルターを掃除しておくこと。さらに部屋のドアを閉めて熱を逃がさない工夫や、カーテン、断熱シートの活用も効果的です」
-「我慢しない節約」を実現する一番のポイントは何でしょうか
「ずばり、2週間に1度のフィルター掃除が大切になります。たったこれだけで運転効率が上がるため、一番の節電に繋がるでしょう」
-最後に、電力を多く使う家電でもトップに入っていた冷蔵庫の節電ポイントについても教えてください
「冷蔵庫はドアの開閉回数を減らし、開けている時間を短くすること。熱いものは冷ましてから入れるのが主な省エネのコツです。また、食品を詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなるため電力を無駄に消費する原因になってしまいます。冷蔵庫の周囲が壁で覆われていたり、側面にマグネットで紙などを貼るのも放熱の妨げになるため避けた方が良いでしょう。」
寒さが厳しい季節、我慢せずに過ごすためには“正しい使い方”を知ることが一番の節約。今からできる小さな工夫で、家計にも地球にもやさしい冬を過ごしましょう。(デイリースポーツ特約・鈴木風香)
