「なんでそうなる!?」開いた口が塞がらない!謎多き小学生男子の生態に迫る
小学生男子を育てていると「なんでそうなる!?」と驚かされた経験はないだろうか。小学生男子のどうにも理解しがたい謎行動には、親を困らせるものから、ついついクスッと笑ってしまうものまで多くの「あるある」が存在するだろう。
現在小学校3年生、4年生の男児を持つ筆者の場合、子どもたちの謎行動には心底頭を悩まされる日々を送っている。しかしSNSを見れば同じような謎多き息子の育児に奮闘している保護者の体験談を見て強く共感し励みとなり、時には笑わせてもらっているのも事実だ。
筆者の息子の場合、小学校入学当初から今もなお謎行動は続いており、最も驚いたのは、“とにかく物が壊れる”ということ。買っても買っても破れる手提げ袋や、折れる定規や傘。「どう使ったらこうなる?」と都度話をしてきたが、なかなか改善しない。引きずって破いてしまった手提げ袋をお小遣いで購入させたこともあり、「手さげを持つのが嫌だからキャリーバッグを持って行きたい」と真剣にお願いされたときは「そうじゃない」と呆れつつも、想像の斜め上をいく息子なりの対策法に笑ってしまった。
「鍵盤ハーモニカから音が出ない」と持ち帰った際にはチューブが硬く結ばれていて、息子曰く「結んでも音が出るのか気になってやってみた」と。小学生男子の謎行動は、とてつもない好奇心ゆえなのかもしれない。
今回は「真冬でも半そで短パンがかっこいいと言い張る」、「白線を踏まないゲームで盛り上がる」、「落ちている石や枝など何でも持って帰ってくる」など男子あるあるともいえる謎行動が止まらないという小学生男子を持つSさんにお話を伺った。
ー息子さんの行動や言動で印象に残っている謎行動について教えてください。
「困ったことでいうと、息子は手に荷物を持つのがとにかく嫌なようで、暑い日も頑なに“水筒を持つのが嫌だから持って行かない”と言い出したことがありました。学校で水は飲めるものの熱中症も心配で、頭を悩ませました。他には学校の集合写真はほぼ変顔だったり、消しゴムのカスを丸めて“巨大ボールになった”とドヤ顔で自慢してきます。」
ー水筒に関しては何か対策はされたのでしょうか?
「ランドセル横につけるサイドポケットを購入することで一旦は解決しました。ランドセルカバーにも収納が付いたタイプがあるようで、両手が空くならと思い購入しようと思っています。周りの男の子も同じような子が多いので、これも男子あるあるなのかなぁと思って都度対策していくしかないですね。」
果たしてこういった謎行動は本当に「男子あるある」なのか・・・。もちろん女子でも物が壊れがちな子はゼロではないだろう。しかし男女両方育てた経験のあるお母さんに話を聞くと、“圧倒的に小学生男子の方が謎行動が目立つ”という話が多かった。性別による固定概念で語るのもどうかとは思うが、それでも小学生男子独特の“あるある”にはつい頷いてしまう。
予想外の行動、言動が多く純粋でまっすぐなだけに笑わせてくれることが多い小学生男子。すべての行動源が「楽しいから」「気になるから」といった理由が多く、深い意味がないことがほとんどなのだろう。親自身が状況に合わせた対策を試行錯誤していくことも必要なのかもしれない。
(デイリースポーツ特約・鈴木風香)
