吉村知事&横山市長の“大阪W出直し選”に身内の維新からも厳しい声!吉村氏「ていねいに説明」繰り返す
「日本維新の会」の吉村洋文代表(大阪府知事)と、横山英幸副代表(大阪市長)が15日、同党の常任役員会、地域政党「大阪維新の会」全体会議終了後に会見し、両氏が衆院解散に合わせ大阪府知事、大阪市長を任期途中でそれぞれ辞職し、大阪都構想の3度目となる住民投票実現を公約に掲げた“W出直し選”に臨むことを正式表明した。
大阪市を廃止し、特別区に再編する大阪都構想は2015、20年に大阪市民を対象にした住民投票が行われ、2度とも反対多数で否決された。20年の住民投票で否決された際、吉村氏は「3度目に挑戦することはありません」と述べたが、その後は「3度目の大阪都構想に挑戦するのであれば、民主的なプロセスが必要だと思っています」と繰り返してきた。
吉村氏は、16日に辞職届を出すとして「万博終了後、ふつふつと思いが強くなってきた。大阪府民、市民のみなさまにも、大阪の未来のため、さらなる成長のため、都構想に挑戦することを許していただきたい」と強調。横山氏も「批判も承知の上。この時をとらずに、いつなのか」と訴えた。衆院選との“トリプル同日選”となる。
維新創設者の橋下徹氏、松井一郎氏は、ダブル出直し選のタイミングについて疑問を呈している。この日の会見では、維新大阪市議団が出直し選に反対し、吉村氏と横山氏が当選した場合でも大阪都構想の協定書を作成する法定協議会の設置に反対する方針を固めていることが明かされた。
記者団からは「党内も説得できないのに、市民に信を問うのは筋違いではないのか」「党内でも混乱がある中で、当選したとしても党の中で大きなしこりが出かねない状況。それでも決断した理由は」などと指摘する質問が相次いだ。
「日本維新の会」の常任役員会、「大阪維新の会」の全体会議でも厳しい意見が出たとした吉村氏は「時期については、いつが適切かというのは本当にわからない。解散総選挙があるこの時期が適切な時期だというふうに判断をいたしました。選挙が終わった後、議員団にていねいに説明を尽くしていきたい」と何度も繰り返した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
