紀藤弁護士、山上被告は「有期刑が選択される公算が高まりました」求刑「無期懲役」で見解

 弁護士の紀藤正樹氏が18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。2022年7月に奈良市で参院選の応援演説中に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告の裁判員裁判が奈良地裁で行われ、検察側が「無期懲役」を求刑したことを受け、注目される1月の判決では「有期刑が選択される公算が高まりました」との見解を示した。

 紀藤氏は「やはり検察側は実務に即し無期求刑」と切り出し、「次の焦点は1月21日の判決が無期か有期か、実務上は有期刑が選択される公算が高まりました。山上被告には生きて罪を償ってほしいという国の意思の表れでもあります」と指摘した。

 この日、検察側は論告で、被告の襲撃対象が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)幹部から安倍氏になったことについて「最後まで納得できる説明はなく、論理的に飛躍がある」と指摘。安倍氏が殺害される落ち度はなく、犯行は「短絡的で人命軽視は甚だしい」と述べ、無期懲役を求刑した。

 今後は弁護側の最終弁論、山上被告の最終意見陳述を実施して結審する予定。被告は「私のしたことに間違いありません」と殺人罪の起訴内容を認めており、判決での最大の争点は量刑となる。

(よろず~ニュース編集部)

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