国民民主・玉木代表「数合わせ」は強固に否定「どんな思いで立憲と別れたか」総理大臣の覚悟の一方で譲らぬ思い
国民民主党の玉木雄一郎代表が10日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「私には内閣総理大臣を務める覚悟があります。」と宣言。ただ、11日の投稿では、安易な「数合わせ」に拒絶感を示した。
公明党が連立を離脱することになり、政局が混迷する状況の中での「総理大臣」コメントとなった。今月中に臨時国会で行われる見込みの首相指名選挙を巡っては、立憲民主党が玉木代表への投票一本化を提案するなど、野党が結集し、政権交代を目指す動きもみられる。
玉木氏は「総理大臣」コメントに続けて「だからこそ、政権を共にする政党には、安全保障を軸とした基本政策の一致を求めています。」と“前提条件”も提示。「立憲民主党には、首班指名の対象として私の名前を出していただき、身が引き締まる思いです。であれば、憲法違反としてきた平和安全法制の扱いなど安全保障に関する基本認識や、原子力発電を認めるのかなど、曖昧にしてきた基本政策について、立憲民主党の皆さんが、国民民主党の政策に沿って一致結束した行動を取れるのか、ぜひ、党内調整と機関決定をしていただきたいと思います。」と安保法制や原発について国民民主党の基本政策に乗ることができるのかどうかということを突き付けた。
最後は、再度「私は内閣総理大臣を務める覚悟があります。」とコメントした上で「だからこそ、曖昧にしてはならない国家運営の基本政策の一致を求めているのです。」と強調した。
玉木氏が覚悟を示したことは大きな話題となったが、11日にはXで、10日夜に配信した動画の切り取り動画を引用し“真意”を説明した。「総理大臣」発言について「誤認」があると指摘されたとし、「私の言いたいことと真逆の認識の方もいて驚いた」とつづった。
切り抜き動画では「どんな思いで立憲(民主党)と別れたか知ってんのか!」とぴしゃり。「選挙のことだけ考えて政策を曲げて、ごまかしてやるんだったら、あの時、立憲に行ってますよ。選挙に落ちるかもしれない、それでも政策と理念に従おうと思って踏ん張ったのがわれわれなんだよ。覚悟を決めて集まり、2021年戦ったのが今の国民民主党なんですよ」と力説している。
さらに「そんなわれわれがね、政策の一致もないのに、立憲とかと数合わせでやるようなことは絶対にありません」と断言。「政策を曲げてまで数合わせするんだったら、国民民主党はいらないんです」と政権交代だけを目的とした安易な野合には否定的なスタンスを示した。
(よろず~ニュース編集部)
