「THE SECOND」“大阪吉本出身”はなぜ強い? 歴代王者3組が分析「関西のほうが恵まれている」と語った理由

 結成16年以上の漫才師による賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」歴代王者のギャロップ、ガクテンソク、ツートライブが29日、大阪市内で、3組によるスリーマンライブ「漫才匠」(10月27日、大阪・なんばグランド花月。12月1日、東京・ルミネtheよしもと)の取材会に出席した。

 今年2月、ギャロップとガクテンソクの2組による初回公演が行われた同ライブ。今回は新王者のツートライブを加えて開催する。ギャロップとツートライブは大阪を拠点に活動しており、ガクテンソクも2023年春に東京進出するまでは大阪で漫才の腕を磨いてきた。

 現状「THE SECOND」では“大阪吉本出身”が強さをみせる結果に、ガクテンソク・奥田修二は「東京と大阪で、10年目までの若手時代の過ごし方が大きく違う」と分析。多岐にわたってメディアに出演する方法がある東京と比較して、当時の大阪は「テレビ、ラジオしかない。それに出るには漫才の賞レースしかない。だから、良くも悪くもネタだけやっていた」と回想。時は過ぎ「THE SECOND」の舞台で、「その時に鍛えた“筋力”が意外と使えた感じ」と話した。

 一方で「M-1グランプリ」では、2020年のマヂカルラブリーから5年連続で東京勢が王者になっている。ギャロップ・林健はそれに触れて「東京でも劇場に立って漫才をすることはできる」と腕を磨く場はあるとした上で、「師匠と同じ空間で漫才ができるという意味では関西のほうが恵まれている。より漫才に向き合う気持ちにならしてもらいやすいというのは、きっとあっただろうなと思います」と補足した。

 若手中心の劇場である「よしもと漫才劇場」を主戦場に腕を磨いてきたツートライブ・たかのりは「若手の劇場とのギャップを知れるのは大阪。若手中心の劇場でウケたけど、師匠方も出る劇場でやったら全然反応が違うみたいな。『じゃあ、どうやったら伝わるかな』ということをだいぶ考える、できるだけ多くの人にウケるために考えてきたことが力になったのかな」と語った。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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