夫婦のすれ違いと不満が徐々に…同じ日常に隠された2つの思いやりと小さな発見 作者に聞く【漫画】

結婚生活を送っていると「私はこんなに頑張ってるのに、相手はわかってくれない」と感じてしまうことがある。けれど、もしかしたら相手の頑張りが見えていないことが理由かもしれない。そんな夫婦の目線を描いた作品『倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話』がSNSで注目を集めている。

主人公のエスオとエムコは共働き夫婦。ある日エムコが帰宅すると、先に帰宅したエスオはお風呂に入っている様子。ただ脱ぎ散らかされた服を見て、エムコは「脱いだら洗濯機に入れて!」とエスオに不満を漏らす。またエスオがオムライスを作ってくれているのを見てエムコは嬉しく思う一方、卵が8個も使われているのに気付くのだった。

この出来事をエスオ視点で見てみる。久しぶりに早く帰れたエスオは、いつも家事を負担してくれているエムコのために夕食を作ることを決意する。あまり家事をやらないエスオは、卵を多く使いすぎてしまうもオムライスを完成させた。そしてエムコが帰ってくる前にお風呂を済ませようと慌てて風呂場に向かったのだ。

その他にもエムコがグチを言ってもエスオはあまり聞いていないように見えることや、週末デートの場所をいつもエスコに決めさせることなど、さまざまな「すれ違いによる不満」が描かれている。

そんな夫婦のすれ違いをそれぞれの視点から描いた同作について、作者の人間まおさんに話を聞いた。

--作品のアイデアは、どこから生まれましたか?

 周囲の友人たち(男女問わず)から聞いた夫婦関係の悩みがきっかけになっています。どちらの言い分にも共感できるのに、なぜかすれ違ってしまうもどかしさに興味を持ちました。

--倦怠期という微妙な心境を漫画で表現するとき、どのような場面を大切に描いていますか?

自分が倦怠期だったときの素直な気持ちやモヤモヤを思い出しながら、「言いたいけど言えない」といったすれ違いの瞬間を丁寧に描くようにしています。

--同作を描く中で、ご自身でも新たに気づいたことや学んだことがあれば教えてください。

描きながら気づいたのは、「気持ちを伝えること」は思っていた以上に勇気がいるし、面倒で、でもとても大切だということです。

すれ違いが起きたときに、相手を責めるよりも「まず自分から少し話してみる」ことの大切さを、改めて学びました。

(よろず~ニュース特約・カキMONO.1)

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