橋下徹氏 靖国参拝の議員を“マッチョ保守派”と指摘「反省は継続すると言わなあかんのちゃうの?」
元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏が15日、自身のX(旧ツイッター)を更新。終戦から80年となったこの日、小泉進次郎農水相や高市早苗前経済安保相らが靖国神社に参拝したことを受け、「マッチョな姿勢で国会議員たちが行ってもあまり意味なし。陛下と首相が堂々と行ける環境にしなければ。 分祠が不可欠」との見解を綴った。
さらに、橋下氏は、石破茂首相がこの日行われた全国戦没者追悼式の式辞で13年ぶりに「反省」という文言を復活させたことを受け、石破氏を批判する“保守派”に対して、この「マッチョ」という表現を使って持論を展開した。
橋下氏は「マッチョな保守派の保守の意味がよく分からない。」と切り出し、「彼ら彼女らはいつも国家を全面に出して、過去との繋がり、それも明治期以後のものを強調するのに、将来の国民との繋がりがすっぽり抜ける。」と指摘した。
さらに、同氏は「国家を全面に出すなら、将来の国民も当然国家との紐帯をなし、反省は続くという結論になりやすいはず。ところがマッチョ保守派は、反省の部分は過去と将来を断絶させて将来の反省は終了という。俺のように超個人主義なら、過去の国民と将来の国民を断絶させて、将来の反省は終了という結論になりやすいんだけどね。」と連続投稿した。
続いて、橋下氏は「石破さんを批判する、いわゆる保守派たちこそ、国家が続く限り反省は継続すると言わなあかんのちゃうの?」と問題提起。「保守派たちは、先人たちの戦いに尊崇の念を持ち続けるために靖國に参拝するという。ところが先人たちの反省は断絶する。靖國に参拝するということは、尊崇の念も反省の念も持ち続けるということちゃうの? マッチョ保守派がファッション保守に見えてしまうところ。」とも付け加えた。
その上で、同氏は「保守なのか超個人主義なのか、そういうイデオロギー的なところは横に置いても、国会議員を間近で見てきた経験からすれば、国会議員は超ビビリなのにマッチョを装う者多数。彼ら彼女らの偽りのマッチョを抑えるためにも、反省の念を抱かせ続けた方が、不条理な国民犠牲を避けることができる確率が高まると思う。」と説いた。
石破氏はこの日、追悼式の首相式辞で「進む道を二度と間違えない。あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」と述べた。同氏は千鳥ケ淵戦没者墓苑に献花し、靖国神社には参拝せず、「自民党総裁」として玉串料を私費で奉納した。
(よろず~ニュース編集部)
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