性的暴行疑惑で干された名優、20年ぶりに長編映画を監督 カンヌで感動の復活スピーチ
俳優ケヴィン・スペイシーが、新作「ホリガーズ」で20年ぶりに長編映画の監督をつとめた。性的虐待疑惑でキャリアに大きな打撃を受けたケヴィンは、映画製作への復帰を「解放的な経験」と表現している。
メキシコでの撮影を終え、現在はポストプロダクション段階にある「ホリガーズ」はアクションスリラー作品。超自然的な対立が織りなすディストピアの未来を舞台に、古代の2つの派閥ホリガーズとスタティガーズの秘密の戦いを描いている。
対立するリーダーの娘であることが判明した若い女性が和平の鍵を握る存在となる一方で、スタティガーズの戦術家がパリで核攻撃を計画し、宇宙のポータルからのエネルギーで「プライム」と呼ばれる存在を覚醒させようとする。キャストにはケヴィンのほか、ドルフ・ラングレン、タイリース・ギブソン、ブリアナ・ヒルデブランド、ディシャ・パタニ、エリック・ロバーツらが名を連ねる。
今年のカンヌ国際映画祭では、ケヴィンが同作品のトレーラーを関係者に限定公開し、公の場に復帰。また、amfARガラやBetter World Fundガラでの登壇も果たした。Better World Fundガラでは生涯功労賞を受賞し、10分間のスピーチで自身の社会的追放について言及、「戻って来ることができて嬉しい」と語った。
また、「ホリガーズ」のプロモーション以外にも活動。自身が秘密組織のトップ役を演じる英インディペンデント映画「ジ・アウェイクニング」の宣伝も行っていた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)
