喉のポリープ「ラインケ浮腫」告白のグラミー歌手、手術には消極的 声失う懸念 ライブ後は声カスカス
2024年に開催された「第66回グラミー賞」で6部門ノミネートされ、「Flowers」で年間最優秀レコードと最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)を受賞した歌手マイリー・サイラス(32)は声帯ポリープの除去手術を受けることに消極的だという。大きなポリープがあるものの声が変化してしまうことを懸念しているそうだ。
自身の独特の低音の響きは、ポリープの成長とラインケ浮腫(液体が溜まり声帯がむくんだ状態になる疾患)が原因と説明したマイリー。パフォーマンスに困難をきたしているものの、自分自身の声でなくなってしまうため手術を受けたくないという。
「ラインケ浮腫」とは、声帯の表面を覆う粘膜の下にある空間(ラインケ)内にリンプ液の底流、静脈出血等で水が溜まり声帯が水袋のように膨らむ疾患。無理な声の使用や誤った使用、声帯損傷により発症し、喫煙とも密接な関係があるとされている。
アップル・ミュージック1の「ザ・ゼイン・ロウ・ショー」でマイリーは「ラインケ浮腫っていう声帯の酷使による病気にかかったの。21歳からショーが終わるたびに夜更かし、お酒、たばこ、パーティーじゃ治らないわよね」と明かした。続けて「でも私の場合それが原因というわけでもないの。私の声はいつもこんな感じだったから。私のユニークな身体ゆえのもの。声帯にとても大きなポリープがあって、私らしい音色や質感はそれに負っている」と身体的特徴であると説明した。
ただポリープがあることは「足首に重りをつけてマラソンをしているようなもので、そんな条件でのパフォーマンスはかなり大変」と苦労もあるとした。「だからたまに話している時や、一日の終わりにママに電話した時なんかは、『あなたの声、ラジオから聞こえるみたい』とか言われてね。声がかすれにかすれて自分が本当に疲れているんだってわかるの」と決して良好ではないという。「そんなわけで私の声は超個性的。ラインケ浮腫と大きなポリープはあるけど、手術を受けて目覚めたら自分の(特徴的な)声が出なくなる可能性が高くて切除はしたくないから本当に悩みの種ね」と語った。
番組では他にも卵巣嚢腫の破裂について回想。2023年にドリー・パートンと共にテレビ特番「マイリーズ・ニューイヤーズ・イブ・パーティー」の撮影中に緊急事態に見舞われるも痛みに耐えながら続行、トラウマ的体験となったことを明かしていた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)
